@article{oai:jonan.repo.nii.ac.jp:00001002, author = {永井, 久美子 and Nagai, Kumiko}, issue = {15}, journal = {大阪総合保育大学紀要, Osaka University of Comprehensive Children Education}, month = {Mar}, note = {本研究では、保育士養成科目である「乳児保育」のテキストにおいて、乳児保育に関わる保育士間の「連携・協働」がどのように取り扱われているのかを明らかにし、その分析を通して、保育士養成の「乳児保育」の授業において、学生たちに何を伝えていく必要があるのかを整理することを目的としている。その結果、以下の7つの論点が記述されていることが見出された。 ①子どもへの適切なかかわりのために、種々の情報を速やかに確実に職員間で共有すること。 ②報告・連絡・相談などのルールや、それらを情報共有するための体制づくりに関すること。 ③子どもが安心して過ごすためには保育士間の連携が必要であること。その中で子どもと保育士の信頼関係が築かれていくこと。 ④複数担任だからこそ、円滑な流れを作る方法や役割分担を検討する必要があり、誰が保育にあたっても一定の質を維持するためにも「連携・協働」が必要であること。 ⑤保育観を共有するために、「十分な相互理解と良好なコミュニケーション」や「カンファレンス」のような場面を通した共通理解の場が必要であること。 ⑥一人ひとり丁寧にかかわるためには、月齢差など個人差が大きいため、様々な情報を把握して、複数の目で確認することが大切であること。 ⑦より豊かな保育を行うためには、チームプレイを意識し、日頃のコミュニケーションが大切であること。  以上のように、「乳児保育」のテキストは、乳児保育に関わる保育士間の「連携・協働」について、情報共有を軸として、保育観の共有等を通してチームプレイで行うことが、一人ひとりへの丁寧なかかわりやより豊かな保育のために必要であることが示唆される。}, pages = {25--38}, title = {乳児保育のテキストにみる保育士間の「連携・協働」に関する分析的研究}, year = {2021}, yomi = {ナガイ, クミコ} }