@article{oai:jonan.repo.nii.ac.jp:00001040, author = {石丸, るみ and Ishimaru, Rumi}, issue = {16}, journal = {大阪総合保育大学紀要, Osaka University of Comprehensive Children Education}, month = {Mar}, note = {本研究は、ある認可保育園の乳児保育担当者と保育の悩みと改善のあり方について1 年間にわたり、1 〜2週に1 回程度対話したアクション・リサーチに基づく。当初は相談関係であったものがより対等な関係で保育者自身が保育への広い視野をもって考える場に変化した。ここで行われた実践者と研究者の間の“応答的な協力過程”のあり方を検討する。  本研究では1 歳児クラスベテランA保育者1名に生起した7 つの局面(著者,2020)の内、局面Ⅳ「環境設定を巡る議論」に焦点を当てる。乳児クラス担当保育者全員の関心が一致して、新たな環境設定へと転換を試みることとなった。A保育者は、クラスを代表してH 園長に室内の環境設定を変えたいという希望を出した。 しかし、購入希望(必要と考えたおもちゃや絵本等)は先送りとされた。  分析の結果、保育者のおもちゃ選択の基準は“今、目前にして困っていること”であった。購入提案の先送りという事態は担任間に結束が促され、環境設定の転換を共通課題として協働的に話し合いが継続することを導く。  子どもへの対処は協力して作成する手作り遊具で今の困難を凌ぐと同時に新たな遊具の関心へと発展させる。「困り感に応答し協力する」研究者の在り様が応答する協力関係(課題を打開することの困難を支える関係)としての新たな展開を生み出すことがわかった。}, pages = {1--12}, title = {乳児保育担当のA保育者の感じる困難とその打開 ―応答する研究者の協力を通して―}, year = {2022}, yomi = {イシマル, ルミ} }