@article{oai:jonan.repo.nii.ac.jp:00001054, author = {渡邉, 亮 and Watanabe, Ryo}, issue = {16}, journal = {大阪総合保育大学紀要, Osaka University of Comprehensive Children Education}, month = {Mar}, note = {本論の目的は、幼稚園教育要領に基づく指導法について年代比較を行うことにより指導法の詳細な検討を試みることである。系統主義的なカリキュラムに基づく指導法を「教師主導型」、児童中心主義的なカリキュラムに基づく指導法を「幼児中心型」とすると、1964 年要領・1989 年要領に基づく指導法がその関係にあたると考えられた。それらの指導法の詳細な比較を元に、現行の2017 年要領に基づく指導法について検討したところ、「資質・能力」や「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」という具体的な育ちの方向性を持ちつつ、学びや活動のプロセスを捉えるために、幼児一人一人の活動における内面的な働きの理解が不可欠な指導法であることが分かった。またカリキュラム編成の考え方からは、89 年要領から児童中心主義を基礎として引き継ぎながら、系統主義の強みである「指導の計画性」を重視する側面を融合的に取り入れようとしていると解釈できた。以上より17 年要領に基づく指導法は「幼児中心型」の発展形と考え、「幼児中心・学び(活動)のプロセス重視型」と名付けた。17 年要領に基づく指導法が、保育実践においてどのように“融合的”でありうるか、日案の比較を通してより実践的に検討していく必要がある。}, pages = {177--194}, title = {幼稚園教育要領に基づく指導法の比較・検討(その1)}, year = {2022}, yomi = {ワタナベ, リョウ} }