@article{oai:jonan.repo.nii.ac.jp:00000030, author = {矢野, 正 and Yano, Tadashi}, issue = {9}, journal = {大阪総合保育大学紀要, Osaka University of Comprehensive Children Education Graduate School}, month = {Mar}, note = {本研究は、今後、保育所保育や幼稚園教育における「道徳性の芽生えと育成」、特に、「思いやり」を核にした実践的教育方法を探る研究の基礎的準備として、この道徳性の問題が現在の日本においてどのように位置づけられ、何が課題として挙げられるのかについて検討したものである。道徳性を身につけることは人格形成にとって大切なことであり、多様な生活経験を通して育まれるものである。「学力」問題に比べて、「道徳教育」の問題は、その重要性は語られながらも、実現のための具体的な手立てはいまだ曖昧なままである。体験活動の導入など、従来批判されてきた徳目主義にとどまらず、教育方法を改善する動きは若干認められ、今回の学習・教育要領の改訂で、各学校教育段階の連続性が意識され、教育する内容に一定の整合性が図られたことは評価できよう。しかし、あくまで抽象的な形で方向性として示されたにとどまるものともいえ、遊びを中心とした総合的な生活経験の中で学びが展開される保育においては、一つの見通しの中で経験の積み重ねをいかに構築できるかが大きな課題となる。また、自我発達との関連性や経験主義や系統主義の補完について考究していくことも今後の課題である。}, pages = {289--300}, title = {道徳性の芽生えと思いやりの育成に関する一考察}, year = {2015}, yomi = {ヤノ, タダシ} }